‘基本設計UPから工事着工まで:2007年5月~2007年7月’ カテゴリーのアーカイブ

7月:予算FIXとCG完成(VILLA SCENE)

2007年7月31日 火曜日

7月中旬、ヴィラ建設の予算がFIXしました。インドネシア現地の施工者、オカさんとのメールのやりとりは全て英語、施工図も全て英語。僕達チームにとって貴重な経験となりました。ここでブログの公開にあわせて、どういったヴィラが建つのかを簡単に説明させてください。

▲コンセプトCG
ヴィラの名前は、「VILLA SCENE
2ベッドルーム プライベートプール付 一軒家タイプvillaです。バリの醍醐味は、ゆったりと流れる時間と気候、そんな環境で とにかく、ゆっくり過ごすというリゾートの原点回帰を目指しました。
・プールにつかりながら 大好きな映画を観る。
・半屋外のリビングで、キンキンに冷えたビールを飲みまくる。
・バレに横たわり、たまりにたまった文庫本を読み漁る。
・パーゴラの下でフルーツを食べまくる。
・庭でプライベートバーベキュー。
・恋人と2人、プールサイドで南十字星を探す。
そんな1人1人の「SCENE」を演出する為に150インチの屋外スクリーンを計画の中心に置いたvillaです。
映画「ニューシネマパラダイス」では、町で唯一の映画館が火事でなくなってしまった後、主人公の少年トトは広場に映画を映し出しました。そこに映し出されたものは映画のみではなく、町の人々の大いなる喜びでした。
施主は現地旅行代理店の社長Joko。「いえつく」は設計・コンセプトメイキングが仕事となります。施工者はインドネシアの会社で、インドネシアのルールにのっとった品質管理、施工管理をしてもらっています。今回のプロジェクトでは、現地の施工者との連絡はメールがほとんでです。そこで、文面と図面だけではなかなか伝わらない事が建築工事では多数ありますので、気になる箇所は全てdaiがCGをおこしました。下記はその一部です。(※仕事だったらやらないですね・・・)

▲現場指示用のCG01

▲現場指示用のCG02

▲現場指示用のCG03

▲現場指示用のCG04

▲現場指示用のCG05

▲現場指示用のCG06

▲現場指示用のCG07

▲現場指示用のCG08

▲現場指示用のCG09
以上、概要説明でした。このヴィラの工事が始まるまでの、僕等チームの苦悩や葛藤をつづっていますので、下記のエントリーもご覧頂ければ幸いです。
エントリー関連MAP
全体の日付別アーカイブ
いえつく2@バリについて
バリにvillaを作ると決まるまで:2006年11月~2007年5月
基本設計UPから工事着工まで:2007年5月~2007年7月

3回目のバリMTG 3日目(mano cafe…)

2007年7月1日 日曜日

7月1日、午前中は@yogaさんと50日ぶりの再会です。@yogaさんに凄く素敵なカフェを教えてもらいました。クロボガンエリアの海辺にひっそりとあるカフェです。ガイドブックにも載っていないし、お寺の境内みたいな所にあるので、ほんと静か。波の音しか聞こえないくらいです。ここ、ほんとに時間を忘れてゆったりできます。今度、プライベートで来た時にも利用させてもらいます。

▲mano cafe 店内(20070701撮影)

▲mano cafe 注文しています。(20070701撮影)

▲だいたい昼からビンタン・ビール飲んでいます。(20070701撮影)
ハンバーガー(サンドイッチ)は、かなりOGサイズでしたが、美味しいかったです。@yogaさんとは、バリでのヨガライフ、今後の展開、あといろいろなお話をしました。なんか一緒にプロジェクトをやりたいですね。
14時に、アトモスフィア・カフェで、現地の施工者「オカさんとノヴィさん」と最終打合せの為に待ち合わせしているので、タクシーで急いでクタに向かいました。
昨日、施工者が決定したので、こちらは工事着工までバリに来る事ができません。14時~18時まで、ノンストップで、建築のディテール、コスト、ほんとにもろもろを確認。忙しかったのは、建築担当のmznとkenなので、daiとyoshi,は、カフェで寝ていましたけど・・・

▲アトモスフィアでの打合せ風景(20070701撮影)

▲半分部外者なので寝ているyoshi(20070701撮影)
7月中に工事着工を目指し、後は、建設コストをFIXする作業を、mzn、kenの建築担当と、オカさんとでメールで確認しあうという事になりました。4時間近くの打合せが終わり、簡単に夕食をとり空港に向かいました。いつもの通り、GA880で成田へ。2泊4日のバリもこれで3回目・・・・全員、次はゆっくりと来たいと言い残し、DPS空港を離陸・・・

3回目のバリMTG 2日目:施工者決定(The Kayana…)

2007年6月30日 土曜日

6月30日、午前中はロサニホテルのすぐ近く、sanaというカフェで日本人施工者の方と打合せしました。僕達は、この時点でこの方と一緒に仕事をする(施工者)と決めていたので、内容もディテールに関するものでした。午前中はこうして終了しました。

▲sanaでの打ち合わせ風景(20070630撮影)
午後は、施主Jokoとの打ち合せ。この内容はエントリーするのが難しいのですが、バリ島で建設行為を行う場合には、施主直営工事という体制をとり、施工者は必ず現地の人を入れた方が良い。という説得が3時間~4時間くらい。施主も巻き込み「ものをつくる行為」を楽しんで行こう!というのが僕たちのスタンスなので、ここで議論が紛糾するよりは、Jokoの言う通り現地の施工会社(オカさん)と、円滑にコミュニケーションを取れる方法を考えた方が建設的であろうと4人でジャッジし、施工者はオカさんで行くことに決定しました。ちょっと明文化するわけにはいかないくらいエキサイティングな議論でしたが、こうして長い打合せは終わりました。
僕等は、いつもの通りロサニに泊まっていたのですが、今回も一泊は、良いvillaに泊まろうという事で、ザ・カヤナに泊まる事としました。The Kayana(ザ・カヤナ)は2007年の3月にオープンしたばかりのヴィラです。

▲カヤナ・エントランス(20070630撮影)

▲カヤナ・エントランス(20070630撮影)

▲室内(20070630撮影)
エントランスで、ジンジャエール・ティーを頂きました。このウェルカム・ドリンク一杯で、今日の1日の疲れが癒されました。カヤナは、エントランス、アプローチ、室内と、素材の選び方が上手で、インテリアの小物一個まで、しっかりとデザインされていました。今までいろいろと見学したヴィラの中でも、洗練度ではかなりのレベルでした。場所も良いですし、お勧めできます。
夜は、早速、オカさん(施工者候補)と打合せ。今後の体制、見積もりの確認、VE(コストダウンの為の素材調整)等を行い、長い長い一日は終了。明日、もう一度オカさんと打合せする事となりました。
体験した方のコメントもお待ちしています↓。

3回目のバリMTG 1日目(Raja’s Bar and Restrunt)

2007年6月29日 金曜日

6月29日、GA881で成田を出発しました。今回のMTGメンバーは、mzn,ken,dai,yoshiの4人です。MTGのアジェンダは、ほぼ実施設計も終っているので、施工者を決めるという1点です。日本とインドネシアでのやりとりが発生するので、今回のプロジェクトでは、施工者(現場監督)を決定する事がかなり重要な案件となっていました。バリ島の施工会社各社から見積もりも出ているので、後は、Jokoと僕等の同意が得られれば工事スタートという状況です。
Jokoに、いつもの通り空港まで迎えに来てもらい、2005年テロの標的となったお店(RAJA’S)で最初のMTGをしました。RAJA’Sはクタ・スクエアから、スミニャックのビンタン・スーパーマーケットの目の前にお店を移し、営業をしています。お客さんが少なかったのはテロのせいかどうかは分かりませんが、お店の雰囲気も良いですし、頑張ってほしいです。
打ち合わせは、施工者を、現地の日本人建築家の方にするか、Jokoが一番信用できると主張するオカさんの会社にするかの2点に絞られていました。双方の主張を聞き、1日目のMTGは終了。

▲Raja’sでの打ち合わせ風景(20070629撮影)

▲Raja’sでの夕食(20070629撮影)